研究員が語る「金融テック最前線」の1日──日常業務とチャレンジ
リサーチ

研究員が語る「金融テック最前線」の1日──日常業務とチャレンジ

田中 誠一郎

「金融テクノロジー総合研究所ではどんな1日を過ごしているのですか?」──採用面談や大学での講演で最もよく聞かれる質問です。今回は、入所5年目の研究員・佐々木博士の1日を追いながら、当研究所の文化と研究スタイルをお伝えします。

朝9時、佐々木はまずJupyter Notebook上で昨夜回していた実験の結果を確認します。テーマは金融テキストからの市場センチメント推定。前日に微調整したTransformerモデルのF1スコアが0.3ポイント改善したことを確認し、Slackの研究チャンネルに速報を共有します。

10時からは週次の研究ミーティング。各研究員が進捗を5分で報告し、残りの時間でアイデアをぶつけ合います。この日は新入所の研究員から「強化学習を執行最適化に応用できないか」という提案があり、活発な議論が30分以上続きました。

午後は共同研究先の銀行とのオンライン会議。研究所で開発したモデルを実データで検証するための、データ利用契約の詳細を詰めます。学術研究とビジネス応用の橋渡し──これが当研究所ならではの醍醐味です。

「理論と実務のギャップを埋める瞬間が一番面白い」と佐々木は語ります。アカデミアの厳密さと、金融現場の実用性。この両方を追求できる環境を、当研究所は今後も大切にしていきます。現在、データサイエンティスト・ブロックチェーンエンジニアを積極採用中です。

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