データセンター
Financial Technology

金融テクノロジー開発/運用支援

要件定義から本番運用まで、同じチームで受け持ちます

概要

金融システムでは、設計時の前提と運用時の実態がずれることが問題の起点になります。要件定義から本番運用までを同じチームで担当することで、そのずれを持ち込まずに済みます。工程を限定した部分的な受託も可能です。

可用性の設計では、数字を掲げるところではなく「何を停止とみなすか」の定義から入ります。業務の成否で測り、機能ごとに整合性と可用性の優先順位を分け、依存関係を必須と縮退可能に切り分ける。この順序を踏まないと、目標値が設計に接続されません。

複数の監視画面が並ぶ運用センターで、担当者がグラフを指して話している様子
停止の定義から逆算して監視を組む。何が起きたら人を呼ぶのかを先に決める。

提供内容

クラウド基盤の設計とレビュー

可用性目標から逆算した構成の設計と、稼働中システムの設計レビュー。冗長化が意図どおり効いているかの検証まで含みます。

SRE / オブザーバビリティ導入

ログ・メトリクス・トレースを相関させ、障害の検知と切り分けにかかる時間を短くします。エラーバジェットの運用設計も扱います。

マイクロサービス構成の整理

依存関係の棚卸しと、必須依存・縮退可能な依存の切り分け。分散トレーシングで実態の呼び出し関係を可視化します。

外部委託としてのクラウド管理

障害対応に必要な情報を自社でどこまで取得できるかの確認と、深刻なシナリオを想定した演習の設計を支援します。

ホワイトボードに描かれたシステム構成図を前に議論する三人
設計レビューは構成図の前から始める。図と稼働中の実態が食い違っていることは珍しくない。

進め方

  1. 01

    現状の把握

    現行構成、依存関係、運用の実態を伺います。設計図と稼働中の実態は食い違うことが多いため、観測データからの確認も行います。

  2. 02

    定義と優先順位づけ

    何を停止とみなすか、どこまでの遅れを許容するかを数値で決めます。ここが決まらないと構成の選択肢を絞れません。

  3. 03

    設計と実装

    決めた定義から逆算して構成を設計し、実装します。切り戻しの手順まで含めて用意します。

  4. 04

    運用への引き渡し

    復旧手順を実際に動かして所要時間を測り、手順書と実態のずれを潰したうえで引き渡します。継続的な伴走も承ります。

関連する解説記事

この領域の実績

守秘義務のため、社名と具体的な数値は伏せています。

国内の金融機関

クラウド移行に合わせた可用性設計の見直し

課題
可用性の目標値は決まっていたものの、何をもって停止とみなすかが定義されておらず、構成の選択肢を絞れない状態でした。
対応
  • 業務の成否で停止を定義し直し、機能ごとに整合性と可用性の優先順位を分けた
  • 依存関係を必須と縮退可能に切り分け、分散トレーシングで実際の呼び出し関係を確認した
  • 復旧手順を実際に動かして所要時間を測り、手順書と実態のずれを潰したうえで引き渡した
技術
クラウド基盤 / 分散トレーシング / SRE / エラーバジェット

資産運用会社

障害の切り分けを速くするための計測基盤

課題
障害のたびに原因の切り分けへ時間がかかり、どのログを見ればよいかが担当者の経験に依存していました。
対応
  • ログ・メトリクス・トレースを相関させ、1 つの障害を 1 本の線で追えるようにした
  • 検知から切り分けまでの導線を決め、当番が最初に見る画面を用意した
  • エラーバジェットの運用ルールを、リリース判断と結びつく形で設計した
技術
オブザーバビリティ / SRE / クラウド基盤

ほかの領域の実績も見る

金融テクノロジー開発/運用支援についてよくあるご質問

稼働中のシステムでも相談できますか。

できます。作り直しを前提にせず、どこを残してどこを変えるかの切り分けから一緒に検討します。設計レビューだけのご依頼も承ります。

一部の工程だけ依頼できますか。

可能です。要件定義だけ、設計レビューだけ、といった形でもお受けします。ただし設計と運用でチームが分かれると前提のずれが生まれやすいため、引き継ぎの方法は事前に決めておくことをお勧めします。

金融テクノロジー開発/運用支援のご相談

調査や設計レビューだけのご依頼も承ります。課題が固まっていない段階でも構いません。

お問い合わせ